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2020年10月26日

免疫プロテイン「アイムプロテイン」の原料であるimp26が、『世界で初めて!腎臓の機能を向上させ、傷害を防ぐ免疫プロテイン』として、早稲田大学スポーツ科学院の研究が「Biomedicines」誌に掲載されました。

早稲田大学スポーツ科学学術院(埼玉県所沢市/教授:鈴木克彦)は、オルト株式会社(東京都渋谷区/代表取締役社長:青山海太竜樹)との2年間の共同研究で、免疫プロテイン「アイムプロテイン」の原料であるimp26によって、運動誘発性の臓器(含腎臓)傷害や炎症反応が防がれることを示し、3月4日「Biomedicines」誌に査読付き論文として掲載されました。
プロテインの過剰摂取による唯一の副作用は腎臓への負担を重くすると言われています。腎障害を防ぐ可能性のあるプロテインの研究は世界で初めてです。

■研究/背景・目的

一般的に適度な運動は免疫機能を高め、感染症や癌の予防に有効とされる一方、激しい運動やトレーニングは免疫機能を弱め、全身性の炎症反応が惹起されます。
また、持久性運動時には筋損傷や腎障害などの臓器傷害が引き起こされてしまいます。
そこでこの共同研究では、男性陸上長距離選手を対象に免疫プロテイン「アイムプロテイン」を8週間摂取してもらい、3,000m走における運動誘発性の臓器傷害や炎症反応に及ぼす影響についての解析を行いました。

■研究/結果

運動誘発性の臓器傷害や炎症反応を軽減した可能性が示されました。
今回の研究で特に分かったことは下記2つの考察です。
激しい運動は免疫機能が低下し炎症反応が起こることがよく知られていますが、今回の研究では一般の方でも日常的に行うような10分程度のランニング(3km走)でも運動誘発性の臓器傷害や炎症反応が見られました。これにより激しい運動が免疫力を低下させるのはもちろんのこと、日常的な軽い運動でも免疫力低下が見られることが分かりました。
また、一般的にプロテインの過剰摂取は腎臓に負担をかけるとされていますが、免疫プロテイン「アイムプロテイン」の摂取では、逆に腎機能の向上が見られ、腎障害を防ぐ可能性が示されました。

■研究/引用文献元

男性ランナーの運動誘発臓器損傷および炎症に対するアイムプロテインを用いた8週間のタンパク質補給療法の効果:無作為化プラセボ対照(ダブルブラインド)クロスオーバー試験 (Biomedicines 2020、8(3)、51)

■研究/共著者

早稲田大学:鈴木克彦、富永貴輝、馬思慧、神田和江、菅間薫
オルト株式会社:青山勝彦、橋本俊介
九州大学生体防御医学研究所:吉開泰信

以上